2014年7月23日水曜日

濟藤さんの報告

濟藤です。 この度7月9日夕方に発生した三留野地区「梨子沢蛇抜け」災害には大変ご心配をお かけしました。 多くの皆様方から寄せられた数々のお見舞い、励まし等々のことばありがとうございました。 皆々様のふるさと南木曽への心温まる想いとてもありがたく感謝します。
犠牲者が出てしまったこと残念です衷心よりご冥福をお祈り申し上げるばかりです。
心配していた台風8号の通過に伴う直接影響はありませんでした。 今朝避難勧告が全面的に解除となり被災者の帰宅、家への立ち入りが可能となりました。
携帯電話は昨夕に復旧し固定電話は今朝復旧しました。  この間電話が通じなかったのでかえって皆さんに不安を募らせてしまいました。 国道19号も今朝7時に通行止め解除となり物流が正常に戻りました。 JR中央線は鉄橋が流され線路が宙吊り状態線路には大量の土砂等の流出物が堆積しており  復旧には最小でも1か月はかかるとの情報です十二兼駅には「特急しなの」が空車とな り停車したままです。 三留野地区の主水道水源地は「梨子沢」にありそこが決壊したので当分の間断水の模様です。
「梨子沢」覚えている方いますか?まだプールが無い小学校の時体育の時間に水泳した川です。
私が住んでいる十二兼地区では林道が多少荒れた程度で大したことはありませんでした。
台風が過ぎた昨日十二兼地区の状況を役場へ報告に行ってきました。 役場の中は 報道関係者、国・県等災害調査関係者、災害対策本部関係者、避難生活者等々ごった返しており役場職員の奮闘ぶりに脱帽。
その帰りに直接自分の目で被災状況を確認しました。 現地を見ればテレビには映されない大小様々な姿行き交う町民からの衝撃的な話等々中学・高校時代にも大きな蛇抜け災害を経験していますが悪夢三度大変な状態を目前に唖然としました。
今日「南木曽町ボランティアセンター」が設置されたとの情報が入ったので早速登録を 済ませました。 木曽地方事務所、保健福祉事務所、木曽郡下町村職員、木曽郡下社会福祉協議会職員等々多くのスタッフが対応に追われていました。
私はスタッフの指示を受け民家の泥出し作業をしました。  その家は亡くなられた方の家の近所で「ここに家があったよ」と教えてくれましたがその家は跡形もなく石の原と化していました。個々の家々に入ればさらに悲惨な状況これにまた驚きました。
近くの方々からは「ここに4人が泥に埋まっていて私が救い上げた」「大事な予定があったが都合により変更して家にいたので助かった」運命の分かれ目その時の生々しい話し複雑な思いをしました。
現地では 地元の高校生、近隣市町村、遠方からとすでに多くのボランティアがせっせと作業をしていました。まだまだボランティアの支援を必要としている様子がわかりましたので都合の付く限り 活動したいと思いました。
以上 近況報告まで では

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